「クレジットカードの枚数が多くても任意整理できるの?」

「任意整理した後、クレジットカードが使えなくなるってホント?!」

今や我々の生活になくてはならないクレジットカード。メインで使うものは1~2枚程度という人が多いと思いますが、中には10枚以上のカードを持っているという人もいると思います。

ところで、便利なクレジットカードですが、使いすぎてつい借金の返済が滞ってしまったというケースもあるでしょう。そんなとき、カードを10枚以上持っている人は、「任意整理できるのかな?」と不安な気持ちになるかもしれません。

しかし、クレジットカードの枚数は、任意整理に影響しませんので安心してください!そこで今回は、任意整理にクレジットカードの枚数が関係ない理由や、任意整理後のクレジットカードへの影響などについて解説したいと思います。

任意整理にクレジットカードの枚数は関係ない

まず、クレジットカードの枚数は何枚であっても任意整理することは可能です。したがって、クレジットカードが10枚以上あっても、任意整理はできます。なぜなら、任意整理を申請する場合には、特別な条件などの必要がないからです。したがって、クレジットカードの枚数についても法的な制限はありません。

●任意整理は裁判所を介さないため細かな条件がない

任意整理とは、あなたが依頼した専門家(弁護士や司法書士が在籍する法律事務所など)がカード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行)と、借金の減額や将来利息のカット、分割回数などについて任意の交渉をして、和解する手続きのことです。よって、裁判所による介在もなく、細かな条件などについての規定がないことが特徴です。

したがって、クレジットカードの枚数は、任意整理を申請する上での障害にはならないため、クレジットカードが10枚以上であっても任意整理は可能というわけです。

任意整理なら、対象とするクレジットカードを選択して行うことができる

任意整理をする場合には、あなたが整理したい借金の対象を選ぶことができます。つまり、どのカード会社の借金を任意整理するのか自由に選択できるため、一部の借金だけ整理することも可能というわけです。

したがって、任意整理では、整理する対象のクレジットカードを選択することができるということになります。

ですので、たとえば、10枚以上クレジットカードを持っていても、車のローンで利用しているものや、保証人付きのものを除外し、その他のカードだけ整理対象にするといったこともできるのです。

任意整理すると持っているクレジットカードが使えなくなる可能性が高いので注意が必要

任意整理をすると、いわゆる「ブラックリストに載る」という状態になるため、クレジットカードが使えなくなる可能性が高いです。よって、任意整理をすると、10枚以上クレジットカードを持っていても、最悪の場合、全て使えなくなることもあり得るでしょう。

●カードの更新時に使えなくなることが多い

任意整理をすると、現在使っているクレジットカードは、基本的にどこかのタイミングで利用できなくなります。よって、10枚以上もクレジットカードを持っていたとしても、順次使えなくなっていく可能性が高いといえるでしょう。

カード会社では、「途上与信」と呼ばれる、クレジットカードの発行後も適宜信用情報の確認を行うことでカード利用者の信用状態の確認作業をしています。したがって、任意整理を行いブラックリストに載ってしまうと、途上与信の際に事故履歴がバレて、クレジットカードの利用が止められてしまいます。

最も多いタイミングは、クレジットカードの更新時で、このときにクレジットカードが使えなくなることが多いようです。

ただし、例外もあります。たとえば、任意整理の場合には、未使用のカードや借金の残高が少ないカードについては、途上与信が実施されても利用を止められないこともあります。

ちなみに、未使用のカードは、任意整理の対象として選択できません。よって、あまり利用していないカードを整理対象から外せば、任意整理をしてもカードの利用が継続できるという可能性もあるでしょう。

●同じカード会社から借金ができなくなる

任意整理を行って、信用情報機関に登録された事故情報は、一定期間で抹消されます。そのため、抹消後は再び借入が可能になると思われている人もいると思いますが、実際には任意整理の対象となったカード会社には、いわゆる「社内ブラック」として事故情報が半永久的に登録され続けることになります。

したがって、信用情報機関から事故情報が消えても、あなたが一度任意整理をしたカード会社から再び借入をすることは、非常に困難になるでしょう。

さらに、社内ブラック情報は任意整理の対象となったカード会社だけではなく、そのグループ会社にも共有されるため、そちらからの新規借入もできなくなります。

たとえば、アコムで社内ブラックとして登録された場合、その親会社である三菱UFJ銀行からの借入は厳しいと思ったほうがよいでしょう。

このように、たとえクレジットカードを10枚以上持っていたとしても、任意整理をしてブラックリストに載ることによる波状効果で、全て利用できなくなるリスクがあるという点を頭に入れておきましょう。

任意整理後も返済先は各カード会社になる

任意整理の手続きでカード会社との和解が成立すると、専門家とカード会社との間で和解契約書を締結されます。その後、あなた自身がカード会社に借金を返済していくこととなります。任意整理では、大体3年~5年の分割払いで和解できるケースがほとんどです。

まとめ

・クレジットカードの枚数は何枚であっても、任意整理することは可能。よって、クレジットカードを10枚以上保有している場合も、同様。
・任意整理では、整理する対象のクレジットカードを選択することができる。そのため、10枚以上のクレジットカードを持っている中に、車のローンや保証人付きのものがあった場合には、それらを除外して債務整理することも可能。
・任意整理すると、5年~7年程度の間は新しい借入やカードの利用、ローンを組むことができなくなる。
・任意整理をすると、現在使っているクレジットカードも、基本的にどこかのタイミングで利用ができなくなる。そのため、10枚以上持っていても、順次使えなくなっていく可能性が高い。
・一度任意整理をしたカード会社から再び借入をすることは困難。
・任意整理後は、あなた自身がカード会社に借金の返済を行う。

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