「医療ローンも任意整理できるの?」

「美容整形でできた借金も任意整理できるってホント?!」

大きな病気の治療費や、美容整形にレーシック、インプラントといった、自費が基本となる治療費の支払いのために医療ローンを利用するという人は多いのですが、何らかの理由によってローンの返済が滞ってしまうということもあると思います。

そんなとき、任意整理をしたいと思うものの、美容整形や、レーシックが原因で作った借金は、そもそも整理対象になるのか不安になりますよね。しかし、心配はありません。医療ローンも任意整理の対象にすることができるのです。そこで今回は、医療ローンを任意整理できる理由や、手続きにまつわる注意点などについて説明したいと思います。

医療ローンの種類を説明

●医療ローンとは

医療ローンとは、病院で行う治療や入院、検査といったものから、美容整形やインプラントなどの治療費を支払うために組むローンのことです。メディカルローンとも呼ばれています。医療ローンは、治療費が高額で一括での支払いが難しい場合に、分割で支払うために使われることが一般的です。

特に、歯科で行うインプラントの治療費や、整形外科などで行われる美容整形など、医療費が高額になる治療でよく利用されています。限度額は、カード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行)のローン内容によっても異なりますが、300~500万円程度が一般的でしょう。

●医療ローンの種類

医療ローンには、医療に特化した医療専門ローンと、医療資金にも使えるいわゆるフリーのカードローンの大きく2種類があります。医療ローンの金利は、4~10%で、医療資金に使えるカードローンの金利は、3.5~14.5%というのが一般的です。

医療ローンは、提出書類も多く、申請者が正社員限定であったり、前年度の年収が200万以上必要であったりと審査のハードルが高い傾向にあります。そのため、最近ではカードローンを選択される人が増えているようです。

医療ローンは、病院や整形クリニックなどから直接ローンを組むわけではなく、カード会社が間に入ってローンを組みます。よって、カード会社が治療費を立て替えることで医療機関に支払い、それをあなたがカード会社に分割で返済するという形となります。

よって、クレジットカードなどと、同様のスキームと思えばよいでしょう。したがって、医療ローンの返済が滞った場合には、治療を受けた医療機関ではなく、カード会社から督促を受けることとなります。

また、こうしたカード会社が提供する医療ローン以外にも、医療整形やレーシック、インプラントのクリニックなどが提供する医療ローンもあります。ただし、前者は比較的低金利で、且つ金利もあらかじめ明示されているのに対し、後者は金利が明示されていないものも多く、高金利で貸し付けを行っている場合も多いです。

したがって、ローンを組む場合には、借りやすさだけでなく、金利などの条件についても必ず確認するようにしましょう。

医療ローンも任意整理できる

医療ローンも任意整理することは可能です。その理由や、任意整理する場合の注意点などについて説明します。

●医療ローンが債務整理できる理由

医療ローンも、一言で言えば「借金」です。場合によっては、医療機関でちょっとした書類を記入するだけで手続きが終わることもあるため、その認識は低いかもしれませんが、実際には、医療ローンはカード会社からの借金ということになります。

したがって、他のローンと同じように医療ローンも任意整理や個人再生、自己破産といった債務整理の対象にすることができるのです。

医療ローンの任意整理では、将来的に発生する利息のカットや、分割払いの回数に関する交渉を行い和解することができれば、毎月の返済額の負担を減らすことができます。

また、任意整理する際、医療ローンを対象にしない選択をすることもできますが、その場合には、そのまま返済を続ける形となります。

●治療中の場合には注意が必要

治療中に医療ローンの任意整理を行うと、治療がストップしてしまいます。ですので、医療ローンを任意整理の対象にする場合には、治療が終わっているものを対象とすべきです。したがって、もし治療中に任意整理を行いたいという場合は、医療ローンを除外して手続きをするようにしましょう。

5年間は医療ローンを利用できない

任意整理をすると、信用情報機関のデータベースに金融事故として登録され、いわゆる「ブラックリストに載る」という状態になります。

そのため、任意整理すると、5~7年程度は医療ローンが利用できなくなります。また、新たにローンを組んだり、クレジットカードを作ったりすることもできませんし、ローンの保証人になることもできなくなります。

クレジットカードを利用したり、カード会社からお金を借りたりすると、信用情報機関のデータベースに借入状況や返済状況などの取引履歴が登録されます。

厳密には、借金をスタートしたタイミングで個人信用情報機関に名前が登録されます。なお、ここでいう5~7年とは、任意整理を始めてから5~7年ということです。

ブラックリストの掲載期間が5~7年である理由は、信用情報機関が情報を保有する期間が5~7年だからです。したがって、借金を5~7年滞納せずに支払い続ければ、ブラックリストから抹消されます。

ただし、登録が抹消されても、前回滞納した場合や、任意整理をしたカード会社の場合には、社内ブラックとして情報が残っているため審査に通りにくくなります。そのため、前回医療ローンを組んだカード会社とは別のカード会社で、医療ローンを組めばよいでしょう。

なお、あなたではなく、あなたの家族や親戚などが医療ローンを組んで任意整理した場合には、あなたとは無関係なため問題なく医療ローンを組むことができます。

まとめ

・医療ローンも任意整理することは可能。
・医療ローンとはメディカルローンとも呼ばれる、病院で行う治療や入院、検査といったものから、美容整形やインプラントなどの歯科治療の治療費を支払うために組むローンのこと。
・医療ローンは、病院や整形クリニックなどから直接ローンを組むわけではなく、カード会社が間に入ってローンを組む。
・治療中に医療ローンの任意整理を行うと、治療がストップする。
・任意整理すると、5~7年程度は医療ローンが利用できなくなる。

任意整理の相談なら債務整理相談センター【広島店】へ